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かるたは地味な遊びでしょうか。つまらなくて退屈なものでしょうか。
百人一首なんて暗い遊びでしょうか。

私もそう思っていた時期がありました。
高校に入ったとき、古典の先生に百人一首を覚えなさいとか言われたけど、
意味がわからないし、そんなもの何もおもしろくないし…そんな感じでした。


ところが、かるたはおもしろく、熱中できることが分かりました。
自分が変わり、人を変えることができるのです。
それが、競技かるた。


末次由紀さん作の、そんな競技かるたの漫画、「ちはやふる」が映画になりました。

3月19日に公開開始したそうです。早速見に行ってきました。
「ちはやふる」は、元々はコミックです。現在31巻まで出ています。

この漫画がまたなかなかの話題作で、ざっと言うだけでも、

  • 2009年 第2回マンガ大賞受賞
  • 2010年 このマンガがすごい!オンナ編第1位獲得
  • 2011年 第35回講談社漫画賞少女部門受賞
  • コミックス累計発行部数1600万部突破
…などなど、偉業揃いなのです。


そんな話題作が、なんと今話題の広瀬すず主演で映画化!

タイトルになっている「ちはやふる」とは、百人一首の中の一句で、1200年前の稀代の歌人・在原業平が禁じられた恋の相手を想って詠んだとされる「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 唐紅に水くくるとは」が元になっています。歌には「私の燃える想いが、激しい水の流れを真っ赤に染め上げてしまうほど、今でもあなたを愛しています」という思いが込められており、“ちはやぶる”は “勢いの強いさま”そしてその勢いがただ一点に集中している状態を表し、“神”の枕詞として使われます。主人公・千早(ちはや)を表現し、また作品を象徴する歌なのです。

(劇場版公式サイトより)

ストーリーは詳しいことは伏せますが、簡単に言うとこれは部活モノ、青春モノです。
主人公千早が、高校で競技かるた部を創設、
もともと一緒にかるたをしていた仲間や、高校で新しくできた仲間と、
かるたを題材にすれ違ったり、一緒に乗り越えたりします。


人間関係ももちろんですが、やはり競技かるたの魅力が、コミック版以上に伝わります。
あの静寂、緊張感、迫力……。まさに映画ならでは!
1枚を取るあの音、一文字を読むあの音、どれもが引き立っています。

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上の句(前編)は、2016年3月19日から上映中です。
下の句(後編)が4月29日からなので、上映期間はそこまで長くないと予想されます。
興味のある方、ぜひ見てください!よければ感想もお寄せください!

記憶とリンクする青春映画『ちはやふる 上の句』感想Comments
ちはやふる -上の句- ネタバレあり感想 きみにあいたくて。