その理由は、３月１５日の朝に起こった、高崎線の信号トラブルです。
埼玉県熊谷市の、籠原駅で送電線の火災が起こったそうです。

JR東日本では、相互直通運転が積極的に行われており、
本庄～熊谷間、大宮～東京間の上下線だけでなく、湘南新宿ライン上下線、東海道本線など、
幅広く運転見合わせや減便が余儀なくされました。

振り替え輸送もいろいろな手段で行われました。
バス輸送もありましたが、その振り替え輸送の手段の一つとして、
なんと上越新幹線が使われたのです。


大宮～高崎間の上下線で、駅で配布された「新幹線振替乗車票」を使うことで、
特急券（自由席なら1840円）なしで、新幹線に乗れることができたのです。

大宮～高崎は、距離にしておよそ７５キロで、通常だと１時間２０分ほどかかります。
そこを、２５～３０分で移動でき、「ラッキー！」と思った人もいるのではないでしょうか。

もちろん、事故やトラブルは無いに超したことはないですが、
今回の一件は、JR東日本の臨機応変さを感じることができました。

関係者、沿線の方々のことを考えると、一早くの復旧が望まれますね。